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オウンドメディアの運用効率化ツールは?ネタはどう探す?3社に聞きました【オウンドメディアのギモン 第2回】

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はてなブログMediaで実際にオウンドメディアを運用されている3社様へ、現場の疑問に一問一答形式でお答えいただく「オウンドメディアのギモン」。(社内説得や目標に関する前回の記事はこちら

第2回目のギモンは
「運用効率化に役立ったツールは?」
「コンテンツを考える時の情報源は?」
です。

回答いただいたメディア その1

店通 -店舗流通ネットメディア-

運営者様:店舗流通ネット株式会社様
「飲食業界で生きる人」のための情報サイト

Q1:「運用効率化に役立ったツールがあれば教えてください。」

ネタ出しをGoogleスプレットシートで管理しており、月1回全社員に記載をお願いしています。大人数でも同時に記入ができ、保存などの手間も要らずに使い方説明も簡単なので、こちらを選択致しました。また、記事のコピペチェックにはMIERUCAというツールを活用しています。編集チームが気付かないうちに既存コンテンツを流用してしまっている…という事態を避ける目的で、大変役立っています。

Q2:「コンテンツを考える時の情報源として、どちらで情報を得ることが多いですか?」

飲食店経営者に向けたBtoBメディアの為、社内の専門知識を発信していきたいのですが、普段の業務と記事ネタが上手くつながらない、という方もいらっしゃいますので、記事作成前に必ずライターと編集者で「どんな記事を書けそうか」打ち合わせを行って内容を膨らませています。また、新規オープン店情報などを社内共有し、いち早くお店の記事をあげられるようにも心掛けています。

回答いただいたメディア その2

GOTCHA!

運営者様:株式会社アルク様
株式会社アルクが、いろんな「わかった!」をお届けするWebマガジン

Q1:「運用効率化に役立ったツールがあれば教えてください。」

公開カレンダーや予算の管理表、GoogleアナリティクスやSNSのレポート、ちょっとした気づきを共有するためのメモなど、編集チームに必要な情報を、9割方Googleスプレッドシートに共有するようになりました。 はてなCMSについても、URLの書き方など当社の決めごととあわせ、独自のマニュアルを用意し、社内外の寄稿者にCMSで直接書いてもらえるように工夫しています。

Q2:「コンテンツを考える時の情報源として、どちらで情報を得ることが多いですか?」

SNSの運営やリサーチなどのマーケティングの経験者、書籍や雑誌、英語教材の編集経験者などいろいろなバックグラウンドをもつメンバー6名が、それぞれ兼務でオウンドメディアのコンテンツを作っているため、情報源も多岐に渡っています。 自社で運営するコミュニティサイトや辞書サービスのデータも参考になりますし、自社他社を問わず、英語関係の書籍には、幅広く目を通しています。

回答いただいたメディア その3

はたラボ ~パソナキャリアの働くコト研究所~

運営者様:株式会社パソナ パソナキャリアカンパニー様
転職エージェントのパソナキャリアが運営するお仕事情報サイト。働き方を研究するコンテンツで、ビジネスパーソンを応援します。

Q1:「運用効率化に役立ったツールがあれば教えてください。」

特に他ツールは使っていないのですが、はてなブログの使い勝手のよさには常に感心しています。(はてなブログMediaで運用するはたラボ以外の)自社CMSの改修の際などは、UIを参考にさせていただきました。

Q2:「コンテンツを考える時の情報源として、どちらで情報を得ることが多いですか?」

オウンドメディアをすでに運用している競合が多いため、できるだけネタはかぶらないように注意しています。 はたラボは「仕事が楽しければ、人生が豊かになる。」をコンセプトにしているので、自分たちが話を聞きたい先輩のノウハウやその道のプロのお話を中心に、転職やキャリアについての話題に偏らないように注意しながら記事案を作成しています。

スプレッドシートで管理・共有。社内に眠る「ネタの種」の顕在化が大事

今回の回答では、社内で共有したい情報をGoogleスプレッドシートを利用していると答えた方が複数いらっしゃいました。
複数名でリアルタイムの閲覧・編集ができ、保存も自動的に行われるため、記事のネタや分析、数値などがチームで共有しやすくなり、TODOやステータス、課題意識の共有がしやすくなります。
はてなでもオウンドメディアの運用を行っていますが、スケジュールの管理や、数値の管理にはスプレッドシートを活用しています。

今回は回答にありませんでしたが、過去のインタビュー事例では、ワークフローを管理するためにグループウェアを活用するお客様もいらっしゃいました。
business.hatenastaff.com


コンテンツを考える情報源に関する質問では、自社のサービスやメンバーが持つ情報、自分たちが読みたいと思える情報を、いかに記事ネタに落とし込むかに、みなさん注力されているようです。
回答結果をみるまでは「既存のマスメディアやニュースを参考にする声も多いのでは」と考えていましたが、今回お聞きした3社に関してはこれらに該当しませんでした。
自社に関する身近な話題をネタとして顕在化することの大事さについては、「サイボウズ式」「メルカン」などの事例でも語られています。
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メディアや記事のオリジナリティにつながる部分ですので、自社が持つネタを記事として顕在化させる作業は、オウンドメディアの運用を行う上で大切なことです。


また過去の事例インタビューでは、はてなブックマークで話題になったコンテンツをテーマの参考にしているなどの声も聞かれました。
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はてなブックマークには「企業メディア」というカテゴリがあり、他社のオウンドメディアでどのような記事が公開されているか一覧で読むことができます。
はてなブックマーク - 新着エントリー - 政治と経済 - 企業メディア
オウンドメディアを運用されている企業様はご参考ください。


次回は公開した記事を読んでもらうための施策や、メディアを運営する中で出てきた副次的な反響について伺います。

過去の「オウンドメディアのギモン」

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